【1分解説】借金投資とは?

鄭 美沙

借金投資とは、韓国で用いられている言葉で、信用取引や借入金を利用して投資を行うことを指します。韓国では、総合株価指数であるKOSPIが、2026年初の4,309.63ポイントから6月22日には9,114.55ポイントまで上昇し、過去最高値を更新しました。韓国金融投資協会によると、信用取引残高も同期間で約27.4兆ウォンから約38.5兆ウォンになり、株価上昇を背景に1.4倍に増加しました。銀行からの借入金を投資に充てる人もおり、あらゆる資金で株式や不動産を買う行動は、「魂までかき集める」という意味で「ヨンクル」と呼ばれています。

一方、7月以降はKOSPIの下落が続き、追証(追加証拠金)の発生が相次いだことで、多くの個人投資家が資産を失ったとされています。レバレッジ型商品の利用拡大も相まって、追証に伴う強制売却が市場のさらなる下落圧力となっている可能性も指摘されています。こうした事態を受け、韓国政府はレバレッジ型ETFに対する規制強化を進めています。

日本でも、東京証券取引所によると、信用取引の買い残高が2026年7月31日現在で約6.2兆円と、1年前の3.9兆円(2025年8月1日時点)から大きく増加しています。また、一部のレバレッジ型商品への資金流入も拡大しています。相場上昇局面では積極的な投資が広がりやすいですが、自身のリスク許容度に見合った投資行動を意識することが重要です。

この解説は2026年8月時点の情報に基づいたものです。

鄭 美沙


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