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【1分解説】二国家解決とは?

石附 賢実

  音声解説

二国家解決(two-state solution)とは、イスラエルとパレスチナが独立した二つの主権国家として平和的に共存することを目指す考え方です。

二国家解決の考え方は、古くは1947年の国連総会決議181号まで遡ります。この決議では、イギリスのパレスチナ統治を終了させ、ユダヤ人国家とアラブ人国家に分割することが提案されましたが、実現しませんでした。

1993年のオスロ合意は二国家解決に向けた機運が最も高まった瞬間でした。イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)は初めてお互いの存在を承認しました。合意には、イスラエルが占領地域から暫定的に撤退し5年間の自治を認めること、暫定自治開始後3年以内にエルサレムの帰属や国境等の問題を含むパレスチナの最終的地位交渉を開始すること、などが含まれていました。

しかし、オスロ合意の当事者だったイスラエルのラビン首相が1995年に暗殺されると、それだけが理由ではありませんが、その後この機運は長続きしませんでした。現在の危機的な情勢の下で、二国家解決の道筋はますます見通しづらいものになっています。2023年のハマスによる民間人を標的としたテロ行為は許されるものではありません。一方で、イスラエルによるその後の軍事行動は民間人の犠牲が多すぎるとの指摘もなされています。

この解説は2024年11月時点の情報に基づいたものです。

石附 賢実


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