1分でわかるトレンド解説 1分でわかるトレンド解説

【1分解説】熱中症特別警戒アラートとは?

加藤 大典

  音声解説

熱中症特別警戒アラート(以下、特別警戒アラート)とは、広域的に過去に例のない危険な暑さにより多数の熱中症救急搬送者が発生し、医療提供に支障が出る恐れがある場合に、国が国民に向けて熱中症予防を徹底し命を守るよう呼びかけるものです。従来の熱中症の危険性への気づきを促す熱中症警戒アラート(以下、警戒アラート)に加え、2024年4月から運用が開始されました。

両アラートは全国841地点で気温、湿度、日射量などから算出される暑さ指数(WBGT)を元に発表されます。警戒アラートはいずれかの地点で翌日または当日の暑さ指数が33以上と予測される場合に、全国を58に分けた単位で前日17時もしくは当日5時に発表されます。特別警戒アラートは、都道府県内のすべての地点で翌日の暑さ指数が35以上と予測される場合に、都道府県単位で前日14時に発表されます。

特別警戒アラートが発表された場合には、自身を守るだけでなく周りの人、特に高齢者や乳幼児が十分に涼しい環境にいるかを確認しましょう。校長や経営者、イベント主催者等は、すべての人の熱中症対策を確認し、運動、外出、イベント等の中止や変更(働く場所の変更を含む)を判断してください。

熱中症は誰でもかかる危険があり、最悪の場合は死に至ることがありますので、アラートを参考にしっかりと予防しましょう。

資料 熱中症による救急搬送人員と死亡者の状況(2014~2023 年)
資料 熱中症による救急搬送人員と死亡者の状況(2014~2023 年)

この解説は2024年8月時点の情報に基づいたものです。

加藤 大典


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。