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【1分解説】リテンション・マネジメントとは?

髙宮 咲妃

  音声解説

「リテンション」とは、一般的に「保持」「保留」を意味する英単語ですが、組織経営においては、従業員を組織内に確保することを意味します。「リテンション・マネジメント」とは、「高業績者を中心とする従業員が、長期間組織にとどまってその能力を発揮できるようにするための人的資源管理上の施策全体(山本,2009)」と定義されています。

具体的な施策としてはまず、育児や介護との両立支援、競争力のある給与と福利厚生等、従業員が安心して快適に働ける「働きやすい」職場環境の整備が考えられます。その上で、個人が主体的にキャリアを形成でき、意欲的に担当職務に取組めるような「働きがいのある」職場環境の整備も重要です。

離職率は過去10年間で14%~15%と横ばいではありますが(資料)、今後、少子化による人手不足のほか、働き方の多様化に伴い働き手の流動性が高くなる見通しであり、優れた人材の確保と維持が企業の競争力に直結するといっても過言ではありません。

効果的なリテンション・マネジメントの実施を通じて、従業員に「この会社ならば自分らしく働ける、成長できる」と感じてもらうことで、従業員のエンゲージメントも向上させることができるでしょう。

資料 離職率の推移(2012年~2022年)
資料 離職率の推移(2012年~2022年)

関連レポート

-「【1分解説】ワーク・エンゲージメントとは?」(2023年1月)

【参考文献】

山本寛(2009)「人材定着のマネジメント─経営組織のリテンション研究」

この解説は2024年7月時点の情報に基づいたものです。

髙宮 咲妃


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。