武器になる経済指標 武器になる経済指標

日銀短観は株式市場を勇気づける結果になろう

藤代 宏一

要旨
  • 日経平均株価は先行き12ヶ月72,000円程度で推移するだろう

  • USD/JPYは先行き12ヶ月155円程度で推移するだろう

  • 日銀は政策金利を9月に1.25%とした後、27年末までに2.25%とするだろう

  • FEDはFF金利を、年内は3.75%で据え置くだろう

  • 10月1日に発表される日銀短観(9月調査)は良好な結果が期待される。大企業製造業の業況判断DIは、驚くほど底堅かった6月調査の+22から更なる改善を遂げる可能性があり、大企業非製造業も6月調査の+37近辺を維持すると期待される。

  • 日銀短観・業況判断DIの先行指標として有用なロイター短観は9月に改善をみせた。大企業を対象とするこの調査では、製造業が+21となり、4-6月期平均値の+9.3をはっきりと上回った。単月の動きをみると7月が+13、8月が+18と改善の勢いが増している。非製造業は7月:+25、8月:+28、9月:+29と4-6月期平均値の+30.7をやや下回って推移しているものの、好調な領域にある。

図表
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  • 大企業の業況判断DIはTOPIXの予想EPSと一定の連動性を有する。背景には、短観への回答に際し、多くの企業が自社の収益計画や業績見通しを判断材料としていると考えられることがある。この推察が正しければ、業況判断DIの上昇・高止まりは、企業業績の上振れを示唆するものと捉えられる。

藤代 宏一


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