- 要旨
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日経平均株価は先行き12ヶ月66,000円程度で推移するだろう
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SD/JPYは先行き12ヶ月155円程度で推移するだろう
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日銀は政策金利を26年12月に1.25%とした後、28年央までに2.0%とするだろう。
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EDはFF金利を、年内は3.75%で据え置くだろう。
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- AI関連需要を起点とする生産活動の拡大が広がりをみせている。日本では6月の製造業PMI速報値が54.9と高水準を維持した。4-6月平均は54.8と、2025年平均値の49.0を有意に上回っている。ヘッドラインを構成する5つの項目は、生産(54.0→54.3)と新規受注(53.2→54.2)がともにはっきりと50を上回るなか、雇用(53.1→53.4)が水準を切り上げた。購買品在庫(50.1→50.4)は僅かながら上昇に寄与。他方、サプライヤー納期(62.9→62.2)はやや短縮化し、ヘッドラインの下押しに寄与した。ホルムズ海峡の事実上封鎖は、製造業全体でみれば、生産数量面に与えた影響は軽微だったと推察される。他方、AI・半導体関連ではメモリメーカーのみならず、半導体製造装置、化学品、非鉄金属(電線、銅箔等)、セラミックなど広範な業種で生産活動が上向いたと思われる。

- こうした状況は韓国と台湾も同様である。双方とも6月の製造業PMIはまだ公表されていないが、5月の段階で韓国は54.8と2021年3月以来の高水準、台湾は56.1と2021年8月以来の高水準を記録している。韓国の鉱工業生産統計を確認すると、自動車が緩慢な増加に留まるのをよそに、半導体が急激に伸びている。2020年のコロナ期を100とする半導体の生産水準は今や200近傍にあり、先行きもメモリ不足が深刻化するもとで増産が期待される。
- 次に台湾に目を向けると、輸出受注は5月も前年比+47.2%と非常に高い伸びを維持した。輸出受注全体の8割を占める電子製品と情報通信技術製品が、それぞれ同+61.2%、同+67.2%と強さを示した。地域別では輸出受注全体の36%(2025年実績)を占める米国向けが同+63.9%と高い伸びを維持。データセンター向けの需要とみられる。2割弱を占める中国が同+37.5%、同じく2割弱を占めるASEAN向けが同+31.6%と強く伸びた。5%を占める日本は同+29.1%であった。
- 台湾は言わずと知れた半導体の生産集積地であり、その輸出動向は半導体株の波形と一致する傾向にある。世界の主要半導体銘柄で構成されるSOX指数は6月24日時点で年初来+90.0%と驚異的上昇を記録し、過熱感が指摘されているが、台湾の輸出受注との比較ではさほど違和感はない。またSOX指数の予想PERは先行き12ヶ月で27倍であるが、2年先予想EPS(一株あたり利益)を基準にすると18倍程度に過ぎず、この尺度でみれば割高ではない。
藤代 宏一
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