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2024.06.13
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米国 5月CPIの低い伸びにより利下げに向けて漸進
~CPIコアの上昇モメンタムは依然強く、今後2、3か月低い伸びにとどまる必要~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 24年5月の消費者物価(総合)は、前月比+0.0%(前月同+0.313%)と低下し、市場予想中央値+0.1%(筆者予想同+0.1%)を下回った。食品が前月比+0.1%(前月同+0.0%)と上昇した一方、ガソリンなどエネルギーが前月比▲2.0%(同+1.1%)と下落に転じたほか、エネルギー・食品を除く消費者物価(CPIコア)が同+0.163%(同+0.292%)と低下し、市場予想中央値の同+0.3%(筆者予想同+0.3%)を下回った。5月CPI総合とCPIコアの低下によって、9月の利下げに向けて漸進した。
- 5月CPIコアが予想以上に低下したことを受け、FF先物の示す9月FOMCでの25bpの引き下げの可能性は56.7%(前日46.8%)に上昇し、据え置きの可能性は38.5%(同47.2%)に低下した。FRBの利下げ期待の高まりを受け、2、10年国債利回りは低下、ドルは主要通貨に対して弱含んだ。
- CPIコアの上昇モメンタムをみると、3ヵ月前対比年率で+3.3%(前月+4.1%)と大幅に低下したが、短期的なインフレ圧力は依然強い。また、6カ月前対比年率で+3.7%(前月+4.0%)と高い伸びにとどまっており、中期的なインフレ圧力の根強さを示していることから、現状ではインフレが2%の目標に向けて低下を続けるとFRBが確信できる状況に至っていない。 今後、労働市場の好調さが続くもとでも、6、7、8月のCPIコアが前月比+0.2%程度の伸びにとどまれば、FRBは2%に向けてのインフレ低下に確信を持ち、9月に利下げを実施するとみられる。
グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。
桂畑 誠治
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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