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- 時評『「第一ライフ資産運用経済研究所」の船出に寄せて』
このたび、「第一生命経済研究所」は新たな使命を担い、「第一ライフ資産運用経済研究所」として、名称も新たに再度の船出をする運びとなりました。長年にわたり当研究所の活動をご支援くださっている皆さまに、まずもって深く御礼申し上げます。本稿では、今回の船出に込めた理念と使命、そして新社名に託した思いについて述べさせていただきます。
「第一生命経済研究所」は、第一生命保険が創立95周年を迎えた1997年4月、社内外への政策提言・情報発信・コンサルティング機能を一層強化するべく設立されました。奇しくも同じ年に入社した私が社会人としてスタートラインに立ったのがこの研究所でした。経済の動向を読み解き、社会に向けて知見を発信するという営みは、若き日の私にとって世界の広がりを実感させる原体験であり、シンクタンクが果たし得る社会的意義の大きさを深く胸に刻む契機となりました。この経験は、今日に至るまで私のキャリアの礎であり、研究所への特別な思いは今も変わることがありません。
今回、研究所の名称も「第一ライフ資産運用経済研究所」へと改めました。「第一ライフ」という新たなグループ名を冠しつつ、「資産運用」と「経済」という二軸を明確に掲げることで、私たちの決意を社会に示すものです。長年親しまれてきた「経済研」という略称も、「第一ライフ研」へと新たに生まれ変わります。この新たな名称と略称が、皆さまに広く受け入れられ、親しまれていくことを願っております。
このような判断に至った背景には、我が国が「資産運用立国」を掲げ、資本市場を通じた成長力強化を国家的課題として位置づけている現状があります。資産形成支援や金融リテラシー向上を含む資産運用高度化は、もはや一企業の枠を超えた社会的テーマです。生命保険会社としてお客さまからお預かりした大切な資産を運用し、アセットオーナーとして市場と向き合う私たちにとって、資産運用の高度化は自らの持続的成長と日本経済の発展を同時に支える重要なミッションであると考えています。
こうした外部環境の変化を踏まえ、当研究所は新たに「資産運用を起点とした領域を研究テーマとする日本初のシンクタンク」へと進化いたします。資本市場を通じた機動的な資金供給の促進、産業構造の変革、新産業の育成、そして個人の豊かなリタイアメント形成に資する知見の創出――これらを一体として追求し、社会と第一ライフグループのお客さまの双方に価値をもたらすことが新たな使命です。
この使命を果たすべく、知の創造と発信の質を一段と高めてまいります。もちろん長年にわたり生活者視点での研究や人財開発支援を担ってきた部門が培ってきた知見は、今後もグループ内外で活かされ続けます。第一ライフグループ全体で当研究所の新たな挑戦に向けた力強い船出を支えていきたいと考えております。
「第一ライフ資産運用経済研究所」は、これからの日本と日本を取り巻く経済、そして資産運用における知の拠点として、社会の持続的な発展に寄与する研究成果を創出し続けてまいります。同時に第一ライフグループのさらなる発展を後押していきます。今回の新たな船出にあたりましても、皆さまの変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
甲斐 章文
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。