イベントカレンダー『各国の主要政治・経済イベント予定』(2024年3月号)

3月の各国主要政治・経済イベント

図表1
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3月の政治・経済イベント「FOMC」

FOMC(Federal Open Market Committee、連邦公開市場委員会)とは、米国の金融政策を決定するための会合です。米国の中央銀行に相当する連邦準備制度理事会(FRB: Federal Reserve Board)が年8回開催しており、政策金利であるFF金利の誘導目標などを決定することで、米国内の「物価の安定」と「雇用の最大化」を目指します。FOMCには、7名のFRB理事の他に12名の地区連銀総裁が参加します(地区連銀総裁で金融政策への投票権をもっているのは5名だけです)。 年8回開催されるうち、3月、6月、9月、12月にはFOMC参加者の経済見通し(SEP:Summary of Economic Projections)も公表されます。SEPでは、実質GDP成長率や失業率、物価などの見通しに加えて、FOMC参加者19名の考える適切な政策金利の水準が散布図(「ドットチャート」と呼ばれます)で示され、大きく注目されます。直近の23年12月のドットチャートでは、24年末の見通し(中央値)が4.50~4.75%と、現行水準の5.25~5.50%から0.75%低くなっているため、24年中に0.25%の利下げを3回行うことが適切と予想されています。3月のFOMCでは、1月のFOMCでパウエル議長が「3月利下げはメインシナリオではない」と発言したことから、利下げ開始の可能性は後退しましたが、公表されるSEPの内容に変化がないか注目が集まります。 (主任エコノミスト:阿原 健一郎)

図表2
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。