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- イベントカレンダー『各国の主要政治・経済イベント予定』(2023年6月号)
6月の各国主要政治・経済イベント

6月の政治・経済イベント「鉱工業指数(日本)」
鉱工業指数は当該月の結果が翌月下旬に公表されるという速報性の高さのほか、景気との連動性や統計としての信頼性の高さから、エコノミストや市場の注目を集めます。製造業自体の経済全体に占めるウエイトは約2割と小さいですが、関連産業を含めればウエイトは約4割となり、製造業の動向が実体経済に与える影響は大きいです。また、製造業の生産活動は変動の大きい輸出や設備投資の動向に大きな影響を受けることから、景気の変動を敏感に反映します。そのほか、生産、出荷、在庫の各局面の動向を併せてみることで、景気の動きをいちはやく把握できます。景気が悪くなり需要が減少する局面では、出荷量が減り、在庫が積み上がり、生産量が減少します。一方、景気が良くなり需要が拡大する局面では、出荷量が増え、在庫が減少し、生産量が増加します。このように景気の動向は生産、出荷、在庫の各局面で反映されます。
コロナ禍以降の鉱工業指数は、半導体等部品の世界的な供給不足や、中国の感染拡大による工場停止などの悪影響を受け、一進一退の状況が続いてきました。足元では、供給不足が緩和しつつあることで国内生産の屋台骨である自動車生産に持ち直しが見られますが、世界的なIT需要の一巡や金融引き締めによる経済減速が見込まれる米国や欧州の需要減少が下押しとなる可能性が高く、しばらくは停滞感の強い状況が続きそうです。今後も足もとの景気全体を把握する指標のひとつとして、鉱工業指数の動向に注目をしてみてください。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。