米国 個人消費の減速を示唆(4月CB消費者信頼)

~消費者は先行きに対する悲観的な見方を一段と強めた~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年4月のCB消費者信頼感指数は、97.0(前月103.1:改定前104.7)と前月比▲6.1ポイント低下し、市場予想の104.0(筆者予想104.8)を大幅に下回った。現状指数が142.9(前月146.8:改定前151.0)と前月比▲3.9ポイント低下したうえ、期待指数が66.4(前月74.0:改定前73.8)と同▲7.6ポイント低下した。エネルギー価格や金利の再上昇等を背景に、消費者は景気や雇用の先行きに対する悲観的な見方を強めた。
  • 4月のCB消費者信頼感指数は、消費者が現在の雇用機会に対する楽観的な見方を維持した一方、景気や雇用の先行きに対して慎重な見方を強めており、4-6月期入り後の個人消費の減速を示唆している。

図など詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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