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- 【1分解説】レッドリストとは?
レッドリストとは、絶滅のおそれがある野生生物のリストのことです。国際自然保護連合(IUCN)により1964年から作成されており、正式には The IUCN Red List of Threatened Speciesといいます。
研究者が野生生物を調査した結果に基づいて、それぞれの種ごとに絶滅危機の度合いを評価したもので、法的拘束力はなく、あくまで野生生物の危機を把握する手がかりとして用いられます。2023年8月現在、レッドリスト上で絶滅のおそれのある野生生物はおよそ15万種とされています。
IUCNが作成したものに加えて、各国や地域が作成した絶滅のおそれがある野生生物に関するリストのこともレッドリストと呼びます。日本でも環境省や各県、学会が作成したレッドリストが存在します。環境省のレッドリストは約5年に一度のペースで改訂されており、2012年度に公開された第4次レッドリストをベースとした「レッドリスト2020」が最新版にあたります。
※本稿は、週刊エコノミスト(10月3日号)への寄稿を基に作成しています。
この解説は2023年11月時点の情報に基づいたものです。
牧之内 芽衣
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。