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2024.05.17
ライフデザイン
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持続可能な社会(SDGs)
【1分解説】日本版Well-being Initiativeとは?
村上 隆晃
![音声解説](/images/icon/voice.png)
日本版Well-being Initiative(以下、イニシアティブ)とは、2021年3月に日本経済新聞社が公益財団法人Well-being for Planet Earthを始め、有志の企業や有識者・団体等と連携して開始した活動を指します。イニシアティブは、よりよい社会をデザインしていくために、ウェルビーイングという概念をこれからの時代の社会アジェンダにするために活動しています。
具体的には、「経済成長を測定する代表的な指標である GDP を補うものとして、 Gross Domestic Well-being(GDW、国内総充実)を新しい『経済社会における豊かさのあり方』として位置付ける」ことを目指しています。中長期的には日本発でグローバルコミュニティを巻き込み、2030年以降のポスト SDGs(持続可能な開発目標)におけるグローバル・アジェンダとして、 ウェルビーイングを位置付けることを目指す、とのことです。
現在国連ではSDGsの次の目標に関する議論が進んでいます。当面の議論の場は、2024年9月に開催予定の国連未来サミット (Summit of the Future)となります。未来サミットでは国連が100周年を迎える2045年に向けて、世界が直面している重大な課題に対する協力の強化などについて議論することが予定されており、ウェルビーイングはその中心的な議題の一つとなる見通しです。イニシアティブを通じた、日本からの発信についても注目されるところです。
関連レポート
- 「SDGsの次を議論する国連未来サミット~ウェルビーイングが次のグローバル・アジェンダに~」(2023年11月)
- 「【1分解説】国連未来サミットとは?」(2023年6月)
- 「【1分解説】国民全体の幸福度、GDW(国内総充実度)とは?」(2023年5月)
この解説は2024年5月時点の情報に基づいたものです。
村上 隆晃
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。